「約束」

< 日中関係 >
靖国参拝は国際的「約束」に違反、中国大使が発言*1

2005年06月23日19時27分

 中国の王毅(ワン・イー)駐日大使は23日、日中友好協会が都内で開いた講演会で、日中間の最大の懸案を「靖国参拝問題」とした上で、「日本はA級戦犯を裁いた東京裁判の結果を受け入れ、国際社会に復帰したのに、裁判の正当性に疑問を投げかける動きがある」と述べ、「靖国問題は内政問題の枠を超え、外交問題になっている。日本はこうした国際的な『約束』を再確認する必要がある」と語った。

 王大使は、小泉首相による靖国神社参拝について、「日中国交正常化の時、日本は対中侵略を認めておわびし、中国はそれをふまえて賠償請求権を放棄した。首相がA級戦犯のところへ行くことは中国との約束をたがえることになる」と指摘した。

 靖国神社に代わる新たな追悼施設の建設については「日本人自身がどうすれば近隣諸国と和解できるか、よく考えて判断してほしい」と述べた。

勘違いしているのか、故意なのか、朝日の記者に能力がないのか。

『約束』というのは自分で話していておかしいとは思わないのか?いったいいつ、どこで、誰が日本の政治家が靖国にいかない、と約束したというのか。


あ、これか。

「紳士協定存在しない」 中曽根氏、中国大使館に抗議*2

 中曽根康弘元首相は二十八日、都内の事務所で記者団と懇談し、昭和六十年八月十五日に自らが靖国神社公式参拝した後、首相は参拝しないとの紳士協定を日中間で交わしていたと中国の王毅駐日大使が発言したことについて「正式に紳士協定という存在を否定する。外交当局間でもこんな話をした事実は全くない」と強く否定した。また、秘書を通じて中国大使館に抗議したことを明らかにした。
 王大使は二十七日の自民党外交調査会での講演で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝中止を改めて要求。その理由の一つとして、中曽根氏の公式参拝後に「首相、官房長官、外相は(参拝に)行かないという君子(紳士)協定があった」と主張し、「日本も一歩下がって適切に対処してほしい」と述べた。
 中曽根氏はまた、六十一年八月の参拝中止を発表した後藤田正晴官房長官(当時)の談話について「外交上の考慮で繰り返して参拝することをやめたが、公式参拝自体を否定、廃止しようとするものではない」と強調した。
 王大使の発言は「大使の記憶違いではないか」と述べ、官房長官談話と混同したのではないかとの見方を示した。
産経新聞) - 4月29日2時55分更新

朝日では結論を曖昧に書いてるな。

< 日中関係 >
首相の靖国参拝「紳士協定あった」 中国大使が指摘*3

2005年04月27日13時10分

 中国の王毅(ワン・イー)駐日大使は27日、自民党の外交調査会で講演し、靖国神社参拝に関する「紳士協定」が日中両政府間にあったと指摘したうえで、「政府の顔である首相、外相、官房長官の3人が行くべきではない」と述べた。中国政府関係者によると、「紳士協定」は首相、外相、官房長官の3人は参拝しないとの内容で、口頭で約束されたという。

 この関係者によると、「紳士協定」は85年の中曽根首相による公式参拝後の86年ごろ、中国側の求めに日本政府が応じて結ばれたもので、「中国側としては約束はまだ生きているという認識だ」という。

 王大使はこの日の講演で、他の政治家が参拝することについては「問題にしない」と語った。

 「紳士協定」について、日本外務省関係者は「協定があるとは知らない。少なくともこの数年間、交渉の中でそういう話は出ていない」と話している。

 中曽根内閣は公式参拝翌年の86年、後藤田官房長官談話で「戦争への反省と平和友好への決意に対する誤解と不信さえ生まれるおそれがある」として、公式参拝を差し控えることを表明した。


・・・むしろ「あった」と情報操作したいようだ。