私用PC

私物PC使用者に官品支給へ 防衛庁*1

2006年 3月 8日 (水) 06:02

 ファイル交換ソフトウィニー」を入れた自衛隊員の私物パソコンから業務データが相次いでインターネット上に流出した問題で、防衛庁は7日、職務上必要があるのに官品パソコンが支給されていないすべての隊員に対し、官費でパソコンを支給する方針を固めた。数十億円規模の予算が必要だが、庁として情報保全に万全を期すためには、05年度予算の中から緊急措置としてパソコン購入費用を支出することを決めた。

 防衛庁によると、昨年11月の時点で、職場で私物パソコンを使っている隊員は陸海空3自衛隊で約6万7000人(陸6万人、海2000人、空5000人)。背景には、官品支給のパソコンの数が限られているため、業務上必要なのにパソコンが支給されていなかったり、複数の隊員で1台を共用したりして不便を感じている実情がある。

 海自護衛艦乗組員の私物パソコンから「秘」を含む大量の業務データが流出した事件を受け、防衛庁は(1)職場での私物パソコンからのファイル交換ソフトの削除(2)私物パソコンからの秘密情報の削除――などについて事務次官通達を出していたが、抜本的な対策のためには「職場からすべての私物パソコンを排除する必要がある」(防衛庁幹部)と判断した。


ひどい話だね。


セキュリティ問題が叫ばれている民間では私用PCを持ち込まないなんて当たり前だし、フロッピーやUSBメモリだってNGだろうに。
個人情報を扱う部署なんかは生体認証がついていたり、そもそも私物を持ち込めない上に制服(ポケットがないやつ)に着替えるようにしているところだってある。


それでも個人情報の漏洩は100%ブロックできないし、億単位の費用をかけて詫び状やらをユーザに送付しているわけで。


お役所は気楽でいいね、ほんと。


といいつつf2がやっちまった。

富士通の顧客情報がWinnyに流出、私用PCのウイルス感染が原因*2
富士通コールセンタースタッフの私用PCがAntinnyに感染し、顧客情報を含む一部の業務ファイルがWinny上に流出したことが明らかになった。
2006年01月13日 20時48分 更新

 富士通は1月13日、顧客情報を含む一部の業務ファイルが、P2Pファイル共有ソフトWinny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。

 原因は、「富士通パーソナル製品に関するお問い合わせ窓口」(富士通コールセンター)のコールセンター要員が個人で所有していたPCが、Antinnyウイルスに感染したこと。流出時期は正確には把握できていないが、2005年8月29日から12月27日の間だという。

 流出した業務ファイルの中には、2003年4月から2004年8月までの間に富士通コールセンターに問い合わせを行った顧客のうち、1950人分のカナ氏名や電話番号などが含まれていた。ただしこのファイルは、顧客情報を格納したデータベースファイルそのものではなく、担当者が独自に作成したものだという。

 富士通では情報漏えい対策として、「個人情報の持ち出し禁止」といったセキュリティポリシーを定めていた。今回の流出で担当者はそのポリシーに反し、作成したデータを外部媒体経由で抜き出し、個人PCに保管していたという。同社は今回の事態を踏まえ、ウイルス対策をはじめとするセキュリティ対策の実施やファイル交換ソフトの利用禁止など、個人情報管理の徹底を強化していくとしている。

 なお富士通によると、流出した情報が不正に利用された事実は今のところ確認されていない。同社では、該当する顧客に対し個別に説明およびお詫びを行うとともに、コールセンターを通じて問い合わせに応じている。


まぁf2だしな・・・。