岩国住民投票

岩国住民投票 米軍移駐「反対」9割 政府、日米合意を優先*1

 米空母艦載機の厚木基地(神奈川県)から岩国基地山口県岩国市)への移駐案受け入れの賛否を問う岩国市の住民投票が十二日行われ、即日開票の結果、反対票が賛成票を大きく上回った。井原勝介市長は十六日に上京し、投票結果を踏まえて政府に移駐案の撤回を要請する。反対票が圧倒的多数を占めたのは騒音被害などに対する市民の懸念が強かったためとみられ、在日米軍再編で地元の理解を求める政府は厳しい対応を迫られる。
 開票の結果、反対票が四万三千四百三十三票と投票有資格者数(当日有権者数、八万四千六百五十九人)の過半数を上回った。賛成票は五千三百六十九票。無効票など八百八十票。投票率は58・68%。市条例の定める50%を超えたため、有効となり開票された。
 住民投票の結果に法的拘束力はないが、市条例では「市民、市議会、市長は結果を尊重する」との規定がある。岩国市は二十日に周辺七町村と合併するため、今回の住民投票条例は失効する。
 政府は投票結果にかかわらず、在日米軍再編の最終報告を今春にまとめる方針だが、米軍再編をめぐる初の住民投票で反対派が多数となったことで、他の関係自治体との調整にも影響が出そう。
 市条例は住民投票投票率が50%に達しない場合は不成立と規定していたため、投票率の行方が焦点の一つだった。発議した井原市長や移転案に反対する市民団体などは投票を呼びかける一方、井原市長に批判的なグループや移転受け入れを視野に地域振興策などの交渉を求める市議らは投票の棄権を訴えていた。
 合併に伴って誕生する新岩国市の市長選は四月下旬に行われ、米軍再編問題が再び争点となりそう。同市長選には井原市長と、自民党県連推薦で元青年会議所理事長の新人が出馬表明、一騎打ちが予想される。
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 【岩国市の住民投票(確定)】
 反対   43,433 89% 
 賛成    5,369 11%
 無効など    880 
 総数   49,682


まぁ結果は当たり前なわけで。
ゴミ処理施設や葬儀場で住民投票かけたって同じような結果になるだろうよ。


岩国にはいろいろと経緯はあるようだけど*2、要するに市長選に向けた人気取りなわけだ。税金使ってこんな無駄なことしてどうするんだ?、と思ったけど、この流れで行けば市長は次も当選確実というわけね。