全人代

全人代閉幕 温首相、首脳以外で関係強化 靖国参拝、改めて批判*1

2006年 3月15日 (水) 02:40

 【北京=野口東秀】北京で五日から開かれていた中国の第十期全国人民代表大会全人代=国会)第四回会議は十四日閉幕した。閉幕後に記者会見した温家宝首相は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について、「靖国問題の解決なくして両国関係の順調な発展は極めて困難だ」と述べ、同問題が日中関係改善の障害であると指摘する一方、「政府間の戦略対話の推進」など関係発展への三条件を挙げ、「首脳以外」で関係強化を図る姿勢を強調した。

 温首相は、日中関係悪化の原因は「中国にも日本国民にもなく、日本の指導者にある」と述べた。実質的な小泉首相への非難だが、名指しを避けたのは次の指導者を牽制(けんせい)するとともに、対中感情が悪化する日本国民に配慮する姿勢も示したものだ。

 昨年三月の会見で温首相が対日関係に前向きな発言をし、これに反発するように大規模な反日デモが発生した。今年は、こうした事態が再燃しないようにするためにも靖国神社問題への対応が一層硬化したといえる。

 李肇星外相は七日の会見で、ヒトラーの名を挙げつつ日本の指導者は「愚かで不道徳」と言い放った。その一週間後の会見で温首相は、靖国神社参拝反対の立場を明確にしたうえで、「ポスト小泉」を念頭に、対日関係改善にも触れた。

 全人代は十四日、貧富の格差是正などを盛り込んだ政府活動報告などを採択。最高人民法院最高裁)と最高人民検察院最高検)の活動報告の採決では、批判票(反対・棄権)がそれぞれ約22%と約18%に上った。


日本叩きをしないと自分が失脚するお祭りが終了。
さて、このあとどうなるかね。


・・・しかしなんでガス田協議をわざわざ全人代の前にいれたんだろな。


それにしても、日本の首相は「指導者」なのか?
政治家に何かを教わろうとは全く思わないのだが。