イチローの悪夢

イチローに再び訪れた悪夢
日本vs.韓国戦*1

(略)
敗戦の理由は言葉にできず、15秒の沈黙
 昨日夜、韓国には「挑戦者」の立場で臨むと言った。第1打席、そのイチローが打席に向かうと、スタンドを埋め尽くした韓国人ファンからは、すさまじいブーイング。彼らは依然、イチローのコメントに反応していた。
 そんな中で、メジャーでも24打数8安打と打ち込んでいるパク・チャンホからセンター前ヒットを放つと、イチローは彼なりのやり方で、一時的にスタンドのファンを黙らせたのだが、2打席目以降は塁に出られなかった。
 得点圏で打席に立つような場も与えられず、イチローは結局何もできぬまま、グラウンドを後にした。

 格下と見られた韓国に、なぜ勝てないのか。
 王貞治監督は、「相手の執念が上回った」と言ったが、イチローにはその差を言葉にできない。
 韓国にあって、日本にないものは?――イチローはそう問われたが、「何でしょうねえ」と言ったきり、しばらく視線をさまよわせる。そこで、15秒の間。やがて出てきた言葉は、「それがあると思えない」だった。

 敗戦の理由はどこにあるのか。気持ちの整理には、時間がかかるのか?
「――かもしれない」

 2003年9月、プレーオフの望みを絶たれたのも、ここアナハイムだったと、ふと思い返した。


日本に足りないものは、メジャーにでた人たちが参加していないことだろうに。
松井(秀)・城島・井口!






・・・あれ、誰か足りないな。